Bunkamura『陥没』02/04-26 Bunkamuraシアターコクーン

 Bunkamuraシアターコクーンでケラリーノ・サンドロヴィッチさんの新作『陥没』を拝見。主演は井上芳雄さん、小池栄子さんです。上演時間は約3時間20分(休憩15分込み)。

【舞台『陥没』】
寒い日が続きますが、風邪に気をつけて、乗り切りましょう!

twitter上の観劇ご感想を、まとめサイトtogettorに纏めさせて頂いております。更新致しました!

ご参考にどうぞ!→https://t.co/I3RXd2vu1f

※ネタバレ注意※

— キューブ舞台制作 (@cube_stage) 2017年2月11日

 『東京月光魔曲』(2009年)、『黴菌』(2010年)に続く、昭和の東京をモチーフにした「昭和三部作」の第三弾で、時代は1964年の東京オリンピック前夜(1963年)、舞台はあるホテルのロビー。ロマンティックで可愛らしい恋愛群像喜劇でした。

 瀬戸康史さんの演技が素晴らしかったです。物語の進行や会話の段取り、セリフの緩急などの決まり事をきちんと守った上で、役人物として舞台上に生きいらっしゃるようで、吸い込まれるようにずっと彼を見つめてしまいました。とはいえ気配を消すのも巧み。

 ここからネタバレします。セリフなどは正確ではありません。間違ってたらごめんなさい。

 ・詳しい目のあらすじ

 実業家の諸星光作(山崎一)は東京オリンピックに向け、ホテルやテニスコートが併設された総合娯楽施設を立ち上げる。30歳の娘・瞳(小池栄子)は数年前から交際中だった是晴(井上芳雄)と結婚し、今や彼は諸星の会社の広報担当。諸星は関西で知り合った大門(生瀬勝久)を呼び寄せ、、経営のパートナーにする。皆でホテルの敷地の下見をしていた雨の降る夜、諸星は死んでしまう(おそらく交通事故で)。

 2年後の秋(昭和38年、1963年)。父亡き後、ホテル「オリンピア・スターパーク」のオーナーに就任した瞳は、是晴のハワイでの浮気が原因で、約1年前に離婚していた。「諸星が遺した8000万円の借金を何とかしてやる」と言う大門と結婚し、いとこで幼馴染の窓子(緒川たまき)とともに、半年後に迫ったホテルの開業準備をしている。是晴は拾った財布が縁をつなぎ、二十歳の結(むすび・松岡茉優)と婚約。瞳の提案で2人の婚約パーティーを「オリンピア・スターパーク」で開くことになった。

 パーティー当日の昼間、婚約中の2人と是晴の母・鳩(犬山イヌコ)、結の恩師で社会科教師の八雲(山西惇)は、テニスに興じる。結の女友達で歌手として売り出し中のユカリ(趣里)とそのマネージャー(近藤公園)、諸星と縁のあった美しい女性手品師(高橋惠子)も、パーティー前日からホテルに宿泊し、昨晩はそれぞれの歌、手品を披露した。是晴の弟でオツムの弱い是清(瀬戸康史)は、車がパンクして困っているところを助けてくれた、見ず知らずの船橋(山内圭哉)と一緒に駆けつける。瞳も窓子も是清のことは知っており、鳩はこれからも瞳と仲良くやっていきたいと思っている。しかし、結は気が気ではない。

 諸星が幽霊になってホテルに現れた(顔は白塗り)。天国で神様との将棋に勝って「好きなだけ地上に居ていい」と言われたからだ。将棋を指してる内に、2年が経ってしまっていた。諸星には2人の天使(?)が付き添っており、舞台上では丸い電気が2つ、、上下してその存在を示す。2人の天使は地上に長居しようとする諸星を捕まえるべく、マネージャーと女性手品師の体を乗っとった。一体誰なのかを確かめずに体を借りたため、周囲の人々との会話がかみ合わず笑いを生む。中盤(休憩前)で故障していたテレビが爆発し、そのきっかけでマネージャーと女性手品師は解放され、代わりにユカリと船橋が乗っ取られる。

 八雲は是晴の母・鳩に積極的すぎるプロポーズを連発しており、歌手のユカリは天使に乗っ取られて横柄になったマネージャーにホの字。婚約パーティーを控えた結は、赤の他人で初対面の船橋に惹かれているようだ。浮気を許せず離婚した瞳だったが、是晴のことは今でも愛している。女性手品師は、妻を失くして長年経った諸星が、心から愛した女性だった。

 ホテルの部屋に大勢の乞食が入り込んで宿泊していたことが判明し、パニック状態になる。瞳が計8人の乞食に4200円ずつ支払う決断をして事なきを得たが、実は大門の仕業だった。合鍵業者(山内圭哉)と結託し、乞食たちにホテルの合鍵を渡して泊まらせていたのだ。大門にはコンドーム販売をしていた時に作った8000万円の借金があり、ホテルの醜聞を世間に知らしめて廃業に追い込み、不動産として売り飛ばそうとしていた。大門の人物造形が醜悪で開き直りっぷりが笑いを呼ぶ。終盤で是清に「人間じゃない」とまで言わせる。

 天使が七つ道具のひとつである「本音が出る砂」をロビーのソファに撒くと、そこに座った人物が赤裸々に本音を語る。是晴が瞳と大門の結婚に不満なことも、瞳が若い結とひっついた是晴に腹を立てていることも、2人っきりでいる時に、当人に向かって思い切りぶちまける。ソファに座った合鍵業者が全てを白状したため、大門の企みが明るみに出て、「諸星が遺した8000万円の借金」も嘘だとバレた。

 2人の天使は実は親子(母と息子)で、母が乗っ取った船橋がソファに座ると、息子(体はユカリ)に向かって「お前の実の父は神様ではなく江東区(?)の動物の魂担当の天使だ」と口走ってしまう。自暴自棄になった息子(体はユカリ)は、バーボンの瓶に七つ道具の1つである「惚れ薬」を注ぎ込んだ。それを飲んだ人物は、最初に目に入った人を愛してしまう(『夏の夜の夢』の惚れ薬のように)。「惚れ薬」のせいでテレビの修理工(生瀬勝久)が鳩を好きになり、率直すぎる愛の告白を連発する。たいそう困惑していると、八雲が守ってくれたので、鳩は八雲のプロポーズを受け入れる。

 結が泣いて止まらなくなってしまったため、婚約パーティーは中止になった。大門との離婚、別離を決心した瞳は、肩の荷が下りたものの宙ぶらりん。そんな瞳に窓子は、是晴とよりを戻すように促す。是晴と是清はその様子をこっそり聞いていた。

 「私の手品にはタネがないんです」がキャッチコピーの女性手品師に対して、マネージャーが「置いてあるハコがタネでしょ?」と嫌な質問をする。誰にも姿が見えない幽霊の諸星が 、マネージャーが持っていた酒のグラスを奪って移動させ、空中を浮いているように見せる。女性手品師はそのグラスを操っているような手振りをして周囲を驚かせ、「タネがない手品」を見せることに成功する。諸星の愛が女性手品師に伝わった瞬間であり、もしかしたら彼女には諸星の姿が見えていたのかもしれない。

 荷物をまとめて出て行こうとした大門だったが、ぐだぐだと悪態をついて去ろうとしない。瞳に「おっぱいを触らせて」「せめて服の下から背中を触らせて」などと迫る始末。とうとう是晴が「瞳に触るな!」と激昂し、大門を殴る。その一部始終を見ていた結は、吹っ切れたように笑い、散歩から帰ってきた鳩と八雲に、「たったいま婚約を破棄したんです」と言って去る。「惚れ薬」のせいで結を愛してしまっていた船橋は、是清に「3年ほど車を借りる」とメッセージを残し、車ごと消えていた。おそらく結と船橋は結ばれるだろう。

 鳩にゾッコンになってしまった修理工は部下(瀬戸康史)が連れ去ったが、同じくマネージャーも「惚れ薬」のせいで鳩に付きまとうようになり、八雲はやっと妻になってくれた鳩がモテすぎて、やきもきする。次は窓子がマネージャーを好きになってしまい、恋の追いかけっこが始まる。2人の天使とともに諸星も天国へ去る。諸星は、船橋にだけは「惚れ薬」の解毒剤を振りかけないようにと、天使たちに約束させる。

 人々が去り、静かになったロビーで是清が眠りはじめ、是晴と瞳は2人っきりになる。是晴が思い切って「映画に行こう」「旅行に行こう」と瞳を誘い、彼女は同意する。是清はアジア初のオリンピック会場となった東京の将来、人類の未来についての明るい想像を語る。「いつか宇宙旅行もできるんじゃないか」。目を覚ました是清が瞳を見て「なぜ泣いているの?」と質問。ホテルのロビーは暗くなり、舞台奥にある紅葉した木々に照明が当たり、終幕。

 ・感想

 オープニングの映像演出(出演者紹介含む)がいつもながら圧巻。色は白黒に統一。シアターコクーン内部の左右の壁にも動画が映写されるアトラクション体験。映像と群舞のコンビネーションは少なかった。

 シェイクスピアの『冬物語』『お気に召すまま』のような、ほぼ大団円のハッピーエンドが用意された恋愛喜劇。微笑ましくて心温まるエピソードが多いが、八雲は元軍人で兵隊時代のエピソードも話す。背景に戦争と復興があることが伝わってきた。※舞台となる1963年は1945年から約18年後。

 パンフレット(1800円)によると日本の高度(経済)成長期は1950年代半ばから、1970年代初頭。1963年は日本人が、経済面での右肩上がりの印象を共有していた時代。是晴の最後の長ゼリフは前向き、上向き志向の当時の日本人を表す。

 瞳は是晴の「何でも話せるところ」が好きだった。「本音が出る砂」の上に座ったせいで、2人が本音を炸裂させる場面が愛らしい。
 八雲が愛する鳩のことを何度も「鳩さん!」と呼ぶのが可愛い。鳩はたしか平和の象徴で東京オリンピックのシンボル。

■KERAさんのツイート抜粋転載

「第24回読売演劇大賞 最優秀演出家賞」(「8月の家族たち」)
「第51回紀伊國屋演劇賞個人賞」(「キネマと恋人」「ヒトラー、最後の20000年」台本・演出)
第68回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞(「キネマと恋人」)
第4回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞(「キネマと恋人」作品に)

感謝

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月6日

こんなに沢山の賞を同じ年に頂くことはもう二度とないと思われる。
「陥没」の執筆と稽古に夢中で、実感してる暇がなかった。
改めて、キャスト 、スタッフ、関係各位、客席全員に深謝。皆さんのおかげです。
そして、権威的には決してなるまいとの自戒も改めて。
いいことばかりはありゃしない。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月6日

「陥没」は軽やかな舞台にしたかった。
「昭和三部作」前二作は09年と10年。震災前だった。あの頃も良くはなかったが、確実に世界は冬へ向かっている。前作「キネマと恋人」稽古中にトランプが大統領選に勝利した。気分を重くする作品を書く気分ではなかった。いや、それでもまた書くのだろうが。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月8日

「陥没」では、ナイロン100℃の峯村リエと三宅弘城が声の出演でかなりの活躍をしてくれている。台本がギリギリだったので、もうスケジュール的に不可能ではと思われたが、二人共忙しい中を縫って録音に来てくれた。ありがとう。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月8日

■俳優・スタッフについて

「陥没」スタッフ、キャストの尽力で順調に舞台稽古初日終了。有難いよ本当に。俺がどんなものをやりたがってもちゃんと一緒に戦ってくれる人たちは。
例えば台本に「巨大なチンコを嬉しそうに振り回す」と書けばその通りにやってくれる。去年の話だけど。「やだよこんなの」と誰も言わない。有難い。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月1日

今日取材で「俳優に対し最もこだわること」を問われた。
まず「(台詞の)音をオーダーに合わせてコントロール可能なこと」。大小、高低、強弱、スピード、陰陽。
次に目線、目力。
どちらにも相手役とのバランス感覚が必須。
再現力は当然のこと。繰り返し同じ動き、同じ音を。アドリブは嫌い。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月7日

「役作り」なんて、書かれた台詞に対し、演出家からどんなオーダーが出されたかで、頭のいい役者さんにはわかるものだ。
「アドリブは嫌い」と書いたが、それがどこなら許されるかも、頭のいい役者さんにはわかる。
昔、ある俳優が動線を毎回変え、相手役が困惑した。その俳優とは二度と仕事しない。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月7日

もちろん、他の演出家には各々他のこだわりがあるだろう。熱量声量最重視の演出家は多い。「その時の気持ちを大切にしてくれれば毎回違っていい」と言う演出家もいる。
俺の芝居はなかなかそれだと成立しない。だから「技術」はどうしたって必要で、例えば瀬戸はすごいよ。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月7日

いやいや、補足するけど、当然俳優はその上で生理を通さなければならないし、演出家はそうできるように努力する。俺と一緒にやった役者さんなら、稽古で「台本には立つと書かれていようと、立てる生理でなかったら立たなくてよい」というようなことを言われたはず。ただ、本番は稽古とは違う。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月7日

今日は楽屋でモニターを観てるので、より客観的。
役者、みんな上手いなあ、と今さらながら。
というか、「笑いの間」の理解だ。どんなにキャリアのある俳優も、華のある俳優も、集客のある俳優も、笑いができるとは限らない。
言わば 、コメディはキャスティングで成否のすべてが決まってしまう。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月9日

優秀な俳優とは。
「陥没」に限らず、大抵の舞台で、俺は位置取りやミザン(動線)について殆ど具体的な指示を出さない。書いてる時に確実なイメージがある箇所以外は。
俳優(同士)が的確な位置を探ってくれて、3、4回立てば「まさに的確」な位置に配置され、もはや俺はあれこれ悩む必要は無い。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月11日

■KERAさんのツイート追加分(開幕前後)

「陥没」ゲネプロ終了。
これまで作ってきた舞台のどれとも異なる観劇後感を残す、奇妙な、大人なら誰もが心の何処かに響く、品のある作品に仕上がった。
全員で一丸となって創り上げた、本当にどこにもない感触の一編。大好きになってくれる人が沢山おりますことを。明日開幕。期待してくれろ。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月3日

「陥没」は、シリアス・コメディとナンセンス(軽演劇風)とファンタジーが同居した、ヘンテコで愛すべき小品(長いけど)。自分にとってとても大切な舞台に、すでになっております。
「語り尽くせることの中にドラマなどない」を信条に。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年1月31日

ルビッチ。目指すところ。 https://t.co/rwIFKz3qBS

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月7日

「陥没」某氏から「シェークスピアてんこ盛り」と評されたけど、「夏の夜の夢」はともかく、「マクベス」は一言の台詞のみで、「お気に召すまま」も入ってると指摘されたが、どんな話かも知らないよ。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月7日

「陥没」タイトルの真意は鳩さんの台詞に。
チラシとポスターのイラストは、誰が誰を覗いているのかを、観た方は考えて頂けると。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月8日

■宣伝など

「第24回読売演劇大賞 最優秀演出家賞」(「8月の家族たち」)
「第51回紀伊國屋演劇賞個人賞」(「キネマと恋人」「ヒトラー、最後の20000年」台本・演出)
第68回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞(「キネマと恋人」)
第4回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞(「キネマと恋人」作品に)

感謝

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年2月6日

ケラリーノ・サンドロヴィッチ×井上芳雄『陥没』初日開幕!舞台写真&コメント&レポート届きました!  https://t.co/IZFcmDn69Z pic.twitter.com/8vWpAPc2Cm

— アンファン/オモシィ (@anfan000) 2017年2月4日

【ケラリーノ・サンドロヴィッチさん戯曲情報】ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞した「キネマと恋人」。KERAさんの戯曲はハヤカワ演劇文庫と「悲劇喜劇」でお読みいただけます。
「消失」「神様とその他の変種」(ハヤカワ演劇文庫)https://t.co/FXrVjESZ1m
(つづく)

— 早川書房@フォロワー5万人感謝祭 (@Hayakawashobo) 2017年1月31日

つづき)悲劇喜劇バックナンバー掲載のKERAさんの戯曲は…
百年の秘密/12年6月https://t.co/ELjQH2oBlH
社長吸血記/15年2月https://t.co/6Aw7AwBfjB
8月の家族たち/16年5月https://t.co/s3xXuATgxW

— 早川書房@フォロワー5万人感謝祭 (@Hayakawashobo) 2017年1月31日

【記事振り返り】#KERA × #井上芳雄#陥没 』開幕!昭和の東京を舞台にした前代未聞の群像劇#小池栄子 #瀬戸康史 #松岡茉優 #山内圭哉 #趣里 #緒川たまき #生瀬勝久https://t.co/zHPbku273G pic.twitter.com/b4xnCSQspA

— エンタステージ (@enterstage_jp) 2017年2月6日

五輪・目の前のこと…大事なのは? ケラリーノ作・演出「陥没」に瀬戸康史:朝日新聞デジタル https://t.co/c5Eapg3tWZ

— よっしー (@kj_yonta1225) 2017年2月2日

 ■千秋楽あたりのKERAさんのツイート(2017/03/07加筆)

「陥没」の稽古開始はXマスの頃。俺は(緒川さんも)まだ「キネマと恋人」の強烈な余韻から抜け出せてなかった。
芳雄は福田君との前作を縫いながらの稽古、松岡と瀬戸も撮影しながらの稽古場通い、小池は大晦日に旦那の大切な試合を控えーー
そんなわけで足並が揃ったのは年が明けてからだった。続

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年3月5日

承前)
こりゃ間に合わんと必死に集中して年末年始は「陥没」にかかりきり。その割にさして台本の分量は増えず、年初めの稽古では皆、失望したのではないか。瀬戸の役はまだ登場してなかった。出てきてる人の多くもどんな人かは謎。
俺の現場では珍しくないとは言え、特に初参加者は焦っただろう。続

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年3月5日

承前)それから3週間は再上限に必死だったが、稽古場は終始和やかで和気藹々としたムードだった。本当にみんなが呑気だったわけがない。キャストもスタッフも、殺伐とした空気にならぬよう気遣ってくれてたに違いない。俺を信じて、共に創作に集中してくれた。
感謝しかない、とはこういう時に使う。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年3月5日

以上、大千秋楽を前にした回想。
また終わったら書くかも。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2017年3月5日

≪東京、大阪≫
出演:井上芳雄、小池栄子、瀬戸康史、松岡茉優、山西惇、犬山イヌコ、山内圭哉、近藤公園、趣里、緒川たまき、山崎一、高橋惠子、生瀬勝久
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
美術:BOKETA 照明:関口裕二 音響:水越佳一 映像:上田大樹 衣裳:宮本宣子 ヘアメイク:宮内宏明 演出助手:山田美紀 舞台監督:福澤諭志 [主催/企画・製作]Bunkamura、キューブ
一般発売2016/11/26(土)
S席10,000円 A席8,000円 コクーンシート5,000円 中2階立見券:3,500円 2階立見券:2,500円
※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_kera3/
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_kera3.html

※クレジットはわかる範囲で載せています(順不同)。間違っている可能性があります。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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